最近、色々な場面でQRコードを目にするようになりました。
先日、祝儀袋を購入した際に、商品を覆う袋の端の方にQRコードがついていました。
QRコードを読み込み、ページにアクセスしてみると、祝儀袋の書き方やマナーが説明されているページに移動しました。
祝儀袋は頻繁に書くものではなく、マナーも複雑のため、ネットや本で確認しながら作業される方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
私も実際にネットで調べて作業した後に郵送しました。
QRコードのページを見ながら作業したわけではありませんが、参考にすることは出来そうです。
QRコードが使用される場面
このコードが最も参照されるのは、手元にスマホ(等のバーコードリーダー)があり、すぐに、そのものやサービスについて調べたいときでしょうか。
最近では、スーパーの食品の袋に記載されているものも多く見かけます。
献立や、産地を調べる際に役立ちますよね。
また、電子機器の取り扱い説明書にも記載されており、説明が動画の場合もあります。
最近、役所からコロナウィルスワクチンの接種券が届きましたが、外国語の案内用QRコードが封筒に記載されていました。
このように、様々な製品やサービスの近くに記載されるようになり、多くのスマホユーザーが利用しているのではないでしょうか?
QRコードを読み取るメリット
特定の商品やサービスの使い方を調べる際に、いちいちインターネットを開いて検索するのは、手間だと感じる方もいるかもしれません。
QRコードの場合、製品の近くにいながら、同時に情報を得ることができますので、ユーザーの負担を和らげることができるように思います。
また、製品やサービスの開発者側も、大量の説明書を用意せずに済むため資源の節約になるかもしれません。
ペーパーレスには貢献しそうですね。
QRコードが活用できない場合
モバイル端末は普及していますが、所持していない世帯もあります。
以下総務省のデータでは、モバイル端末を持つ世帯は、約96%、そのうちスマートフォンを持つ世帯は、約83%となっています。
更に、ガラケーやスマートフォンを所持していたとしても、QRコードの読み取り機能がない端末もあります。
使えない人がいるということも理解しなければなりませんね。
それから、QRコードのリンク先が、欲しい情報ではなかったときには、フラストレーションがたまるかもしれません。
その際には、別の方法で再び情報を探す手間も生じます。
QRコードを顧客(ユーザー)満足度に貢献させるには
世帯によって、QRコードリーダーがない場合もあるが、情報はあくまで参考程度のもの(付加情報)であるため大きな問題は生じないと思います。
本当に大事な情報は、文字で記載されているはずです。
QRコードによる情報は、下記記事で紹介させていただいた、必須ではなく、「あったら良いな」の情報が入っている魅力的品質を満たすようなものだと感じます。
しかしながら、本当に顧客が欲しているものは何か、吟味したうえで内容を設定しないと、また使いたくなる商品にはなりません。
以前、ユーザーが真に求めるものは何か、記事にしたことがありますが、ユーザーが多様化してきた今、これを検討するのも難しくなってきています。
良かれと思って追加した情報が、かえってイライラを引き起こすこともあり得ます。
そのため、内容をしっかりと検討したうえで掲載できていると、顧客満足度の向上につながると思います。
QRコードの奇跡 モノづくり集団の発想転換が革新を生んだ【電子書籍】[ 小川進 ] 価格:1,980円 |