人間工学に関する資格ってどんなものがあるのか?
今回は人間工学に関する資格を紹介したいと思います。
私も駆け出しで、取得に向けて邁進している最中です。
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1.認定人間工学専門家
人間工学に関する資格を検索した際に、真っ先に出てきた認定人間工学専門家。
機構ホームページでは、"人間工学の知識、技術、問題解決能力が、一定の基準を満たした人間工学実践者を認定する試験"と紹介されています。
専門家、準専門家、アシスタント、と経験実績により3つの種類に分かれています。
各資格の受験資格は次の通りです。(詳しくは機構HPを参照ください)
認定人間工学専門家
・専門教育修得歴が3年以上、かつ実務経験2年以上を有する方、もしくは実務経験7年以上の方
認定人間工学準専門家
・専門教育を3年以上に渡って12単位以上受けている方、もしくは実務経験5年以上の方
認定人間工学アシスタント
・専門教育を6単位以上受けているか、企業研修等で同等の教育を受けている方
私の場合は社会人3年目であり、大学院での教育修得歴がありますので、認定人間工学準専門家を目指しております!
感性工学、認知科学、ヒューマンインタフェース、人間生体工学といった科目が当てはまるのかなと思いながら取得に向けて精進しています。準専門家とアシスタントは書類審査のみのようですので、しっかりと書類をそろえて証明したいですね。
2.人間中心設計(HCD)専門家
人間中心設計(HCD)という、「人間」を中心にすえて、人間の要求に合わせることを優先して設計をするという考え方を提唱しています。
機構のホームページでは"HCD活動の領域や役割を明確化し、それらに携わる方々のコンピタンスを認定することにより、HCD活動の活性化を目指します"と紹介されています。
各資格の受験資格は次の通りです。(詳しくは機構HPを参照ください)
人間中心設計(HCD)専門家
・ユーザビリティ、人間中心設計(HCD)、UXデザイン、サービスデザインに関わる実務経験5年以上。
・HCDの視点でプロジェクトマネジメント経験あるいはHCDの組織導入経験があること。
・専門能力を実証するための実践事例が3つ以上あること。
人間中心設計(HCD)スペシャリスト
・ユーザビリティ、人間中心設計(HCD)、UXデザイン、サービスデザインに関わる実務経験2年以上。
・専門能力を実証するための実践事例が3つ以上あること。
上記の認定人間工学準専門家と同様に、実務経験の関係から、まず目指すは、人間中心設計(HCD)スペシャリストですね。こちらの試験は実践事例を証明するためにかなりの量の書類が必要です。コンピタンス(能力)を発揮しているかどうか、事細かに記載する必要があります。ただし、資格試験前に受験者説明会があり、その際に詳細の説明があるようです。
私の場合は実践事例3つ以上の区分けをどのようにしたらよいか悩んでおります。入社後丸2年、いろいろと経験させていただいていますが、事例1つ目がアレ、2つ目がコレ、といった区分けがまだできておりません…。これまで経験したことを振り返りながら書類にまとめてみようと思います。
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3.メディア・ユニバーサルデザイン教育検定
ユニバーサルデザインの中でも視覚メディアに特化した活動をしているようです。
協会のホームページでは、" M U D教育検定は、老眼や白内障の中・高齢者や色覚障がいの方々などにもわかりやすい印刷物、Web、サインなどを、制作・発注できる知識・技術を習得することを目的にしています"と紹介されています。
各資格の受験資格は次の通りです。(詳しくは機構HPを参照ください)
メディア・ユニバーサルデザイン1級 マイスター(仮称)
・記載なし?
メディア・ユニバーサルデザイン2級 ディレクター
・M U D教育検定3級アドバイザー合格者
メディア・ユニバーサルデザイン3級 アドバイザー
・制限なし
講習を受講したのちに試験があるようです。そのためか、受験料がすごく高いです…。こちらも目指すとするとまずは3級ですね。2級になるとさらに受験料が上がります…!
4.ユニバーサルデザインコーディネーター
https://www.ud-web.com/index.html
上記のMUDに似ていますが、こちらはユニバーサルデザイン全般といった印象。
機構のホームページでは"ユニバーサルデザインコーディネーター検定は 、「人を差別しない商品やサービスづくり」の体系的な知識・スキルを学んでいる証です"と紹介されています。
各資格の受験資格は次の通りです。(詳しくは機構HPを参照ください)
3級UDコーディネーター
準2級UDコーディネーター
2級UDコーディネーター
準1級UDコーディネーター
1級UDコーディネーター
・いずれも講座や演習の受講が条件のようですが、あまり詳しく書かれていません。
コースの中には疑似体験等が含まれており、かなり手厚い内容になっている模様。準2級以降はその分受講料が上がりますね…。
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ということで今回は4つの資格を紹介しました。
資格は、自分が何者なのかを人にアピールする際には良いツールになりますよね。また、私のような駆け出し勉強中の身にとっては一つの目標・指標となるため役立てることができそうです!