歯列矯正時にもムース食が役に立つ?
突然ですが、ムース食とは何かご存知でしょうか?
食後のデザートのムースは美味しいですよね。
このムースのように、かまなくても食べられるようなムース状の食事のことです。
ムースの意味
ムース(フランス語:mousse)は、「泡」という意味です。
生クリームや卵白をかき混ぜ、泡のようにふんわりと軽いくちどけに仕上げたスイーツです。
ムース食は、通常の料理をすりつぶした後、トロミ剤などを使って元の料理のように固めたものです。
用いられる場面
用いられる場面として多いのは、かむ力が弱くなったお年寄りの食事です。
流動食を食べるという選択肢もありますが、食事を楽しみたいという思いも強いと思います。
かむ力が弱い方のQOLを向上するためにも、このような商品は必要だと感じます。
以下のように、商品も発売されています。
【介護食 区分3 介護食品 舌でつぶせる おいしい セット】エバースマイル ムース食 和食8種セット 価格:3,344円 |
歯列矯正時にも良い?
さて、このようなムース食ですが、歯列矯正のように、一時的に口の中に障害がある場合にも役立つように感じました。
私は、現在歯列矯正中ですが、矯正のワイヤーを締め直した後数日は、ものすごく歯が痛みます。
何もしていない時には痛みませんが、食べ物をかむ際に痛みが生じます。
痛みが強い時には硬い物は食べられません。
かろうじて食べることができても、飲み込むまでに時間を要し、つらい食事となります。
このようなときに、ムース食であれば、かまずに、舌でつぶすだけで飲み込むことができます。
食べてみた感想
私自身、歯列矯正をする前にムース食を食べたことがありますが、文字通り、ムース状の食べ物でした。
懸賞で当たったもので、 ハンバーグや、魚の煮つけ等、色々な商品がありました。
箱から取り出し、中身を見ると、食品のレプリカのように精巧につくられており、ぱっと見ではそれがムース食なのか分からないものが多かったです。
食べてみると柔らかく、すぐにムースだと分かりました!
味は、完全に、とまではいきませんが、元の食品の風味を感じることができました。
いくつになっても、どんな状況になっても、食事をするということが、楽しく思えるとQOLもかなり向上しそうですね。
ムース食は、介護時だけでなく、歯列矯正のように、一時的にかむことに抵抗がある方に向けても役立つものだと感じました。