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【行為の7段階理論紹介】ブログ記事を投稿する行為を認知科学の視点から考察

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行為の7段階理論とは

 

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物をデザインする際に、人の行為がどのように行われているか把握することは重要です。

 

私が愛読している「誰のためのデザイン?」の中では、下記のようなことが書かれていました。

 

人が何か製品に出会うと、2つの隔たりに直面する。

・どのように動かせばよいか理解しようとする実行における隔たり

・どのような状態か、ゴールが達成できるのかを理解しようとする評価における隔たり

 

デザイナーの役割は、この2つの隔たりに橋を架ける手助けをすることと言われています。

 

この理解を助けるものとして、行為の7段階理論が紹介されています。

 

 

行為の7段階理論 

 

1つの行為が行われる際には、次に示す①~⑦の段階があるとされています。

 

理論の説明に、「はてなブログへ記事を投稿することを」例にしてみたいと思います。

 

 

①ゴール(ゴールの形成)

「行為の7段階理論に関するブログ記事を投稿する」というゴールを形成します。

 

②プラン(行為のプラン)

投稿の手段・日時を考えます。

PCを使って、7月16日頃に記事を公開しようと考えます。

 

③詳細化(行為の詳細化)

投稿する行為の流れを具体的に考えます。

下書きの内容チェックし、カテゴリやタグをチェックします。

 

④実行(行為の実行)

記事を公開するという行為を行います。

はてなブログでは、「公開する」のボタンを押下すると公開されますね。

 

⑤知覚(外界の状態の知覚)

記事が公開されているか目で見て知覚します。

はてなブログでは、公開直後に、「公開した記事を確認する」ことができますよね。

下書きのままになっていないか、システムやネットワークのトラブルで、公開されていないことがないか、目で見て確認することができます。

 

⑥解釈(知覚したものの解釈)

反映された記事は、自分が書き、自分が望んで公開されたものか解釈します。

公開を望んだ記事と異なる記事が投稿されていたら困ってしまいます。

公開の日時やカテゴリ等も、自分が望んでいるものでなかったら困りますよね。

 

⑦比較(ゴールと結果の比較)

最初に設定したゴールは満たされているか比較します。

「行為の7段階理論に関するブログ記事を投稿する」ということが完全に達成されたか否か確認します。

 誤って作成中の記事が投稿された場合は、目標が達成できていません。

投稿記事を下書きに戻し、もう一度投稿しなおすでしょう。

この比較ができて、ようやく1つの行為が完了します。

 

まとめ

 このように考えてみると、色々な部分からはてなブログのデザインの良いところや課題が見えてきます。

 

例えば、

② 投稿時にスマホから出来たら良いなぁ

③ 確認時に1つの画面で内容やカテゴリを確認できたら良いなぁ

⑤ 下書きと公開が分かりやすくなっていれば良いなぁ

等々

 

商品を開発する際に大事にしたい考えの1つです。

 

ちなみに個人的に、はてなブログは、割と使いやすいかなと思っております。