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【メリットが多い?】早朝出社の良いところ

早朝出社って良いことあるの?

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今回は雑記を。

 

私はフレックス勤務であるため、定時より早く来て、定時より早く退社するようにしています。

 

この早朝(といっても7時台)勤務ですが、3年程続けています。

 

メリットもいくらか見えてきましたので、紹介したいと思います。

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なぜ早朝出勤にしたか?

早朝出社にする理由も色々ありましたので、紹介します。

 

他部署に負担がかからないようにするため

私が早朝出勤を始める前から、オフィスには一定数、早く来られている他部署の方がいます。

 

私が所属するシステム関連の部署は、会社全体のインフラ問い合わせの窓口を担っており、始業前から電話が鳴ることもあります。

 

ちなみに部署は20名ほど社員がいますが、早めに来る人は少ないです。

 

そんなとき、だれもいない当部署に変わり、隣の部署の方が電話をとってくれていたことが数回ありました。

 

これは自部署で対応しなければ!…と思い、早めに出社するようにしています。

 

ある種の自己犠牲かもしれませんが…。

 

ただ、会社の業務としては円滑に回るようになったのでは、と思います。

 

また、あの子は早く来る、と名前を覚えてくれる方もいました。

 

 

早く帰れるため

私はフレックス勤務(時間は月毎の精算)のため、早く来た分、早く帰ることができます。

 

これが一番のメリットですね(笑)

 

帰宅後の自分の時間が増え、ワークライフバランスはかなり良いと実感します。

 

こうしてブログを書く時間も確保できますね。

 

 

業務に集中できるため

朝の静かなオフィスは、日中のざわついたオフィスと比べて、集中力を保つことができます。

 

日中は電話等の割り込み業務が多く、なかなか長時間一つのことができません。

 

朝の業務はかなり効率が良いように感じます。

 

 

心身共に余裕を持てるため

階段を上ったあとに息を整え、給湯室でお茶をいれるのも、ゆっくり落ち着いてできますね。

 

前日に届いているメールの対応もできます。

 

更には、朝から何かトラブルが発生している場合も、より早く来ることで、落ち着いて対処できます。

 

 

通勤経路の安全を考慮して

私は車通勤ですが、経路上に小学校があります。

 

歩道がない箇所もあり、多くの小学生が歩いているため、通勤時の運転は特に気を張っています。

 

 小学生の登校時間のピークとずらすことで、多少は交通安全の確保が出来るかなと。

 

更には余裕を持った運転ができ、気持ちも良いものです。

 

 

課題となる点

良いことがある半面で、課題も見えてきました。

 

結局残業をしてしまう

夕方ごろに緊急の割り込み業務が入ってくると、残業をしてしまいます。

 

そこまで頻繁ではないものの、多少はありますね。

 

定時で退社しても残業したことになりますので、意識して早く帰りたいものです。

 

 

エアコンが効いていない

オフィスでは、夏場は冷房、冬場は暖房が入りますが、定時前にはエアコンが付きません。

 

夏場は窓を開け、冬場は多少着込めば何とかなるため、そこまで大きな問題ではありません。

 

逆に、定時後には、延長稼働されることもあるため、残業を助長しているような感じもしますね。。。

 

 課題は少々あるものの、メリットがそれを上回るため、今後もこの働き方を続けていきたいと思います。

【0(ゼロ)とO(オー)の分かりづらさ】実体験から見誤りと原因を考察

ゼロなの?オーなの?

 

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数字とアルファベットが混ざるような文字の羅列では、形が似ており、見間違えてしまうような文字がありますよね。

 

例えば以下のようなもの。

 

0 (数字のゼロ)

O (アルファベットのオー)

 

8 (数字のハチ)

B (アルファベットのビー)

 

1(数字のイチ)

I (アルファベットのアイ)

l  (アルファベット小文字のエル)

 

この見間違えで、困ってしまうことがありました。

実体験を交えて紹介します。

 

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数字とアルファベットが混在するケース

身の回りや会社業務の中でも、数字とアルファベットが混ざった文字の羅列はよく目にします。

 

例えば以下のようなもの。

 

ID/パスワード

様々なシステムにログインする際に必要となるIDとパスワードですが、セキュリティの面から推測されにくいものとするために、必ず混在させなければならないことがありますよね。

 

更には、大文字と小文字や、記号を混在させなければならないケースもあり、設定に苦労するものですね。

 

商品名

企業の商品の名称や、商品のシリーズ名にも、この混在がかなり使われています。

 

前シリーズからのマイナーチェンジであれば、末尾の数字を新しくするということで、対応しやすくなっていますね。

 

商品の品番や型番

企業が商品を管理するために使う、品番や型番、製造番号も混在している場合が多いです。

これも、おそらく企業側の管理の面からこのように設定されています。

 

 

仕事での実体験

私が勤めている住宅系の会社では、お客様毎に物件を番号で管理しています。

この番号は、「アルファベット(数桁)+数字(数桁)」で成り立っています。

ある日、私の所属するシステム部門に社内の営業所から問い合わせがありました。

 

「番号〇〇〇〇の物件が、システムで検索しても見つからないのですが・・・」

 

物件の番号を聞いて、システムの内部から探りましたが、確かに見当たりません。

 

ふと、電話口でメモした番号をよく見ると、O(オー)と0(ゼロ)が隣り合った並びの番号になっています。

 

もしや、ここを見誤っている?と思い、0(ゼロ)をO(オー)に変えて検索したところ、それらしきものがヒット!!

 

問い合わせしてきた方に、〇様邸の物件ですか?と尋ねると、それです、と!

 

番号の○桁目ですが、ゼロではなくオーをでしたよ(笑)と伝えると、

私も、問い合わせしてきた方も一気に朗らかムードに(*'▽')

 

日頃はお堅い内容も多いですが、たまにこういった問い合わせがあると和みます。

 

もちろん、社内の問い合わせで、お客様に迷惑をかけていない場合のみですが!

 

 

実体験のトラブル原因

上記の原因を考察してみました。

考えられる原因は以下の3つ。

 

紙をスキャンして保管している

私の勤める会社を取り巻く業界では、まだまだペーパーレスが進んでおらず、紙でやり取りをしている部分もあります。

 

スキャンや印刷の精度、紙の状態により、文字が不鮮明になり見誤ることもあります。

 

システム側で、0(ゼロ)とO(オー)が混在する番号を使っている

会社のシステムは、現状、システムで番号が採番される際に、0とOが混在しています。

 

視認性の面から考えて、この混在は避けるべきだったと考えられます。

 

採番する際の順番は、1桁目から始まり、各々の桁数でA→B→C→...→Z→0→1→2→...→9となりますが、アルファベットのOを飛ばして採番する、ということもできます。

 

担当者の注意不足

担当者の注意不足も挙げられますが、これをシステム部門から担当者に求めるのはナンセンスですね。

 

上記原因をつぶして、パッと見で分かるようにしたいものです。

 

 皆さんの周りにもこのような見間違いが発生しそうな状況が存在していないでしょうか?

 

単純そうに見えるこのような誤りですが、ヒューマンエラーの原因ともなり得ますので、できるだけ防ぎたいものです。

【本当に欲しいものは何か】ドリルの穴理論から顧客の真のニーズをつかむ

顧客やユーザーの真のニーズとは?

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ドリルの穴理論とは

マーケティングに関する有名な格言の一つに、

「ドリルを買いに来た人が欲しいのは、ドリルではなく”穴”である」

というものがあります。

 

この言葉は、ハーバード・ビジネススクールの教授 セオドア・レビットによるものです。

 

実際にドリルを買いに店に行った際の会話を想像してみます。

 

客「ドリルが欲しいのですが」

店「どのサイズのドリルで、どんな性能をお求めですか?」

客「このくらいのサイズで、回転数がこのくらいで…」

店「こちらのドリルをどうぞ」

客「購入します!」

 

客は無事にドリルを購入でき、何の問題もなさそうですが、

この客の本当のニーズは何か?を考えるときに、この理論が使われます。

 

ドリルを購入し、実際には「壁に穴をあける」ということが真のニーズであるととらえることができます。

 

穴をあける1つの手段がドリルの購入であるだけで、1回だけ穴をあけたい場合は、店側のサービスで穴をあけることも可能です。

 

その他にも、わざわざドリルを購入することなく、他の手段で目的を達成することもできます。

 

少数だとは思いますが、ドリルをコレクションしている人等は、ドリルを購入することが真の目的かもしれませんね。

 

大事なのは

客の真のニーズをつかむことが大事です。

 

客がどのような状態になりたいのか、本当に求めているのは何なのか、「顧客視点」の考え方は重要ですね。

 

より良い製品をつくるために、企業は熱意をもって商品開発に取り組みますが、自社製品への愛着が強くなり、顧客視点が抜け落ちてしまうこともしばしばあるようです。

 

例えばパソコンやスマホは、近年性能がかなり良くなっていますが、企業は、より大容量に、より高速化を、と力を入れていると思います。

 

容量が大きく使えることや、早く動作することが本当に顧客のニーズに合っているかということもしっかりと考えなければなりません。

 

ほとんど分からない程度の速度アップであれば、あまり意味がありませんよね。

 

システムに関しても同じように、ユーザーの要求内容が必ずしも真のニーズとは限りません。

 

既に、システムについて少し知っているユーザーであれば、なんとなく、できそうなこととできなさそうなことが分かるかもしれません。

 

可能性の低そうなことは無理だろう、と思い少々考慮した要望を上げた結果、真のニーズが隠されてしまいます。

 

開発者は、このように隠されたニーズがあることを注意しながら、システムを形作っていく必要があります。

 

現代社会において、顧客・ユーザーは多種多様なものになっており、様々な要望を持っています。

 

顧客・ユーザーについて理解を深めることが、ドリルではなく穴を売ることにつながるかもしれません。